大東亜戦争の戦争犯罪人は「トルーマン大統領だ!」。
★検事「何故トルーマンだ?」
すると、石原莞爾は枕元から一枚のビラを差し出す。戦時中に米軍が日本に撒いたビラである。
「トルーマンは日本人もやらないような戦争犯罪を犯した」「このビラには『戦争に協力した者は全部殺す』と書いてある」
「『銃後において日本の戦争政策に協力した者は、老人女子供など兵士でない者も爆弾を落として爆殺する』ので、反戦機運を創れと書いてある」
★検事「それは日本を脅しただけだろう」
石原「違う。
実際に殺している。
日本國中にB29が爆弾を落とし、罪のない女子供や兵士ではない者を殺し、最後は広島長崎に原爆を落とした」
★「今回の戦争における第一級の戦争犯罪人はトルーマンである」
「国際法では、戦場において兵士対兵士の殺人行為を認めても、非戦闘員を大量・計画的に殺す事は戦争犯罪である」
自分を死刑にするかも知れぬ占領軍に、堂々と日本人の本音を言ったのは石原莞爾だけである。
★石原莞爾は言う。「何故、俺を裁かないのか?俺を裁け」
昭和22年5月「極東軍事裁判酒田特別法廷」が石原莞爾だけの為に開催された。
石原莞爾は法廷にリヤカーで出廷すると、証人として発言を求められる。
検事「対米戦争の勝算はあったのか」
石原「日本の戦力は米国に対し非常に劣弱ではあるが、作戦宜しくによっては必ずしも敗北するものではない」
「補給線を確保する為にソロモン・ビスマルク・ニューギニアを早急に放棄し、資源地帯防衛に転づる。
西はビルマ国境からシンガポール・スマトラ周辺の防衛線を構築し、中部はフィリピン線まで後退する」
「本土周辺、サイパン・テニアン・グアムの南洋諸島を難攻不落の要塞と化し、何年でも耐えうる体制とし、外交的には支那事変解決に全力を挙げる。
特にサイパン防御には万全を期し、拠点を断じて確保し米軍の進行を防ぐ」
★「米軍はサイパンを奪取できなければ日本本土空襲は不可能であり、弱体化した日本の戦闘機でもなんとか日本防衛が出来、五分五分の持久戦で耐え得れば、断じて負ける事はなかった」
石原莞爾の作戦の要諦は「集中と突破」である。
「君たちが一番嫌いな日本の侵略戦争を始めた原点と言われる満州事変は俺が一人でやったようなものだ」
「侵略の原点を言うのなら俺を裁け。お前たちのインチキを全て法廷で暴いてやる」
「占領軍は日清戦争・日露戦争まで遡って日本の侵略戦争だと言いたいのだろう」
すると担当検事は「そうだ」と言う。
★」「そうか、良い事だ。遡るならペリーまで遡れ」
「我々は鎖国をして平和に暮らしていた。それを無理やり開国させ、世界の帝国主義・軍事主義の渦の中に身を投じざるを得なかったのはお前の国のペリーが来たからだ」
「日本の侵略戦争を裁くのは大いに結構だ。それならペリーを生き返らせて東京裁判でペリーを裁くのがよかろう」
~これは日本人の本音だろう~
「日本軍も戦場において悪い事をした部分もあるだろう。しかし、戦場における偶発的な事件と計画的な大虐殺とは根本的に違う」
「トルーマンの行為こそが戦犯第一級中の第一級の行為であり、戦勝国が如何にこれを抗弁しようとも公正な第三者と後世の人類によって、歴史的な審判を受ける事は免れないだろう」
「一国の大統領ともあろう者がこのような野蛮な行為をして、しかも少しも恥ずる事がない。
我々はこのような者を相手にして戦った事がなんとも恥ずかしい」
★稀代の天才戦略家の石原莞爾は、昭和24年に膀胱がんで他界する。
以上「新戦略論大系」「竹田学校」より。
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